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音楽の話。from:tokyo, japan

雑記 2013.9.28

ここ1ヶ月くらいで仕入れた新譜・旧譜。

・Aaron Parks Trio / Alive In Japan (2013)
  →bandcampにてフリーダウンロード可(http://aaronparks.bandcamp.com/)
・Abiah / Life As A Ballad (Madoh Music, 2013)
・Andy Scott / Luxury Problems (Modern Love, 2012)
・Chris Dave / Chris Dave and the Drumhedz Mixtape (2013)
  →Chris Dave Official HPにてフリーダウンロード可(http://chris-dave.com/)
Christian McBride Trio / Out Here (Mack Avenue, 2013)
Elvis Costello & Bill Frisell / Deep Dead Blue (Wea, 2000)
・Gregory Porter / Liquid Spirit (Blue Note, 2013)
・Jakob Bro / Stars Are All New Songs Vol.1 (LOVELAND RECORDS, 2008)
・Lewis Nash Quintet / The Highest Mountain (CELLAR LIVE, 2013)
・Mark Turner, Jeff Ballard, Larry Grenadier / Fly (Savoy, 2004)
Phat / Tayutaf (Blue Note, 2003)
・RUSCONI / Revolution (2013)
  →bandcampにてname your priceでダウンロード可(http://rusconi.bandcamp.com/)
・Tedeschi Trucks Band / Made Up Mind (Masterworks, 2013)
・うにもぐ。 / サカサマコール (2013)


今のところ一番聴いてるのはダントツでGregory Porterの新譜。きっとこれは個別記事書きます。
Christian McBrideとLewis Nashの新譜は現代のバップサウンドで、ベテランらしく気持よくスウィングしてます。どちらもスタンダードや過去の名曲を取り上げているのでジャズ研勢にもウケるんじゃないでしょうか。特にLewis Nashはフィリー・ジョー、エルビン、ブレイキーなど往年の名ドラマーを感じさせるような彼のドラムをかなり堪能できます。

Andy Scottは去年の作。色んな所で話題になっていたけれど聴けてなかったので。ダブ・テクノ・サウンドでリズム的にも音響的にもかなり面白い。ボーカル入りも数曲。テクノはまだまだ前進していくんですね。

前進とは対照的に自分の音楽を作り続けてきたなぁという印象がTedeschi TrucksとDerek Trucks夫婦。新作もブルース・ロック。でも目新しいサウンドや大きな転換があるわけでは無いけど新譜がでるたびに買って「いいなぁ」と思えるバンドもそうないです。妻Tedeschi Trucksはギターは弾かなかったそうな。お陰で夫Derek Trucksのギターがぴりっとしまってます。ベースにピノ・パラディーノも参加。


ここ1ヶ月先までの期待の新譜としては、

・Fred Hersch & Julian Lage / Free Flying (9/27)
・Gretchen Parlato / Live in NYC (10/8)
・Aaron Parks / Arborescence (10/15)
Eminem / Legend (10/22)
・Robert Glasper Experiment / Black Radio 2 (10/29)

あたりでしょうか。


Fred HerschとJulian Lageのデュオ作は僕としては意外な組み合わせなので一体どうなるのか。同じピアノ+ギターのFred Hersch & Bill Frisell『Songs We Know』は愛聴盤なので、きっと全く違った肌触りになるのだろうけれど楽しみです。

Gretchen Parlatoはライブ盤、しかもメンバーがTaylor Eigsti、Alan Hampton、Burniss Earl Travis II、Mark Guiliana、Kendrick Scottと豪華なので期待大。Youtubeに上がっていたライブ動画ではAaron Parksも参加していたようでそっちも音源で聴きたいなぁ。

Aaron Parksは大活躍にも関わらずリーダー作は2008年の『Invisible Cinema』以来なので一体どんな作品になるのか。しかも、ECM作のソロ作。正直これは彼のサウンドと「ECM録音」「ピアノソロ」という組合せ的に、ありがちなものになってしまう気も少なからずします。

今年はTalib Kweli、Kanye West、Jay ZとHip Hopの大物が次々に新作をリリースしていて、そのトリを飾る(と思われる)Eminem。他の三者はまだまだ可能性を感じさせて上昇したTalib、大きく次のステップへと駒を進めたKanye、豪華なゲストを迎えながらも我が道王道サウンドのJay Zと三者三様な新譜だっただけにここでEminemがどうでるか。

グラスパーはもう言うまでもありません。豪華すぎるゲスト陣を迎えた今作は今までにもましてピアニストというよりプロデューサー:Robert Glasperの腕の見せ所でしょう。きっと、ジャズではないけれど。


というわけで9月はこんな感じ。
今夜はBillboard TokyoでChris Dave and the Drumhedzのライブを観てきます。