to swing or not (to swing) vol.5
ディスクユニオンさんが現代ジャズ新定番77選《ディスクユニオン太鼓判》と銘打って90年代以降のジャズ入門を始めたので、負けない。
とは言え《太鼓判》は「新定番」で、to swing~は「見落とし系」なのでもともと趣旨が違うんだけどね。むしろこの企画面白いので大いに参考にします。
ちなみに今まで僕が取り上げたのはこんな感じ。ちなみになんとここまで《太鼓判》との被り無し。
まぁvol. 3と4は2014年の新譜だけだけど。
Vol. 1 : to swing or not (to swing) vol.1 - maigo-music
- アーティスト: Lewis Nash Quintet
- 出版社/メーカー: CELLAR LIVE
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
Vol. 2 : to swing or not (to swing) vol. 2 - maigo-music
- アーティスト: Cyrille Aimee & Friends
- 出版社/メーカー: Smallslive
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: CD
- 購入: 1人
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- アーティスト: Joe Lovano,Hank Jones
- 出版社/メーカー: Blue Note Records
- 発売日: 2007/04/09
- メディア: CD
- 購入: 1人
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- アーティスト: Joey Baron Enrico Pieranunzi feat. Marc Johnson
- 出版社/メーカー: Cam Jazz
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
Vol. 3 : to swing or not (to swing) vol.3 - maigo-music
Vol. 4 : to swing or not (to swing) vol.4 - maigo-music
んでここからVol.5の選盤です
Ari Hoenig / Lines of Oppression
若手発掘系(?)ドラマーAri Hoenigの2011年作。
メンバーはリーダーのAri Hoenigに加えて『Shadow Theater』で一躍時の人、ピアニストのTigran Hamasyan、ギターにGilad Hekselman、ベースは最近活躍中のOrlando Le FlemingとBecca Stevens『Weightless』に参加のChris Tordiniが半々と見事に発掘系。
このメンバーで"Rhythm-A-Ning"や"Moanin' "、"How High the Moon"などスタンダードも交えながらの10曲。ティグランはここでもボイスを効果的に使っています。
Ari Hoenigのバンドってスタンダードでもすごいキメが多くて大変そうになっちゃうんですが、それをやすやすとこなしつつうたいまくるTigranとGilad Hekselmanが最高です。爽快系の一枚。
Edward Simon Trio / Live in NY at Jazz Standard
SF Jazz Collectiveへの参加やサイドマンでは色んな所で見るけれどリーダー作はいまいちパッとしない印象だったピアニスト、Edward Simonの2013年作。ライブ盤です。
メンバーはJohn PatitucciとBrian BladeというWayne Shorterバンドでもおなじみの定番コンビ。Brian Bladeの自由なアプローチがため息が出るほど素晴らしいです。
10分以上の曲が並び5曲で約1時間と重量系ですが、バンドのサポートだけでなく観客の声もアツく飽きない一枚。
Walter Smith III / Casually Introducing
昨年『Still Casual』のリリースと来日公演で話題になったテナーサックスWalter Smith IIIの2006年のデビュー盤。昨年作のタイトル『Still Casual』はここから来てたんですね。
デビュー盤ながらメンバーはAmbrose Akinmusire, Aaron Parks, Robert Glasper, Lionel Loueke, Lage Lund, Vicente Archer, Rueben Rogers, Kendrick Scott, Eric Harland, Matt Kilmer and Gretchen Parlatoとオールスター級。
Ambroseと二管でハードバピッシュな曲もあり、Aaron ParkとRobert Glasperのピアノ&ローズバトルあり、Gretchen Parlatoのボイスありと最近のジャズの面白いところが詰まったアルバムです。こんなのが2006年に出てたとは.....
リズム隊を曲によってEric Harland、Rueben RogersというコンビとVicente Archer、Kendrick Scottというコンビとで使い分けてるのも面白いですね。