maigo-music

音楽の話。from:tokyo, japan

2014 BEST +MORE

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 maigo-music2014年のBEST企画です。2014年の新譜からBESTとして10枚、+MOREとして10枚の計20枚を選びました。僕は今年も沢山の面白い音楽に出会えました。僕はレコードのジャケットが並んでいるだけでワクワクするのでジャケットを大きめでどばっと並べてみました。最後に簡単なコメントを付けたのでぜひ手にとっていただければ幸いです。

BEST

Thought of You

01. Otis Brown III / The Thought of You

 

グッド・ナイト

02. 森は生きている / グッド・ナイト

 

LP1

03. FKA Twigs / LP 1

 

Early Risr [帯解説・ボーナストラック収録 / デジパック仕様 / 国内盤] (BRC418)

04. Taylor McFerrin / Early Riser

 

Smart Citizen

05. 吉田ヨウヘイgroup / Smart Citizen

 

You're Dead! [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 初回盤のみ特殊パッケージ仕様 / 国内盤] 特典マグネット付 (BRC438)

06. Flying Lotus / You're Dead!

 

national anthem of unknown country

07. rabbitoo / national anthem of unknown county

 

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08. Fabian Almazan / Rhzome

 

Can’t Be Forever Young

09. Gotch / Can't Be Forever Young

 

Xen [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (TRCP178)

10. Arca / Xen

 

 +MORE

Morning PhaseMo KoloursToo BrightDark NightsSwitchKeeper Of The Flamef:id:maigo-music:20141207035058j:plainGolden AgeHeroes & MisfitsBlack Light Spiral  [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 紙ジャケ仕様 / 国内盤] 特典CD付 (BRC439)

BECK / Morning Phase

Mo Kolours / Mo Kolours

Perfume Genius / Too Bright

Avishai Cohen / Dark Nights

Nils Petter Molvaer / SWITCH

the HIATUS / Keeper of the Flame

Eric Harland / Vipassana

Nir Felder / Golden Age

Kris Bowers / Heroes & Misfits

Untold / Black Light Spiral

 

Playlist

 

At the End of 2014

 2014年をざっくり振り返ると、2月に出た『Jazz the New Chapter』からそれに連なるように新しい感覚を持ったジャズの良作が溢れた前半と、Arca、Flying Lotus、Untoldといったビート・ミュージックが充実した後半があって、その間をつないだのがTaylor McFerrinと『Jazz the New Chapter 2』といった印象。一方でthe HIATUSやGotch、BeckWeezerと僕がティーン・エイジャーの頃から聴いていたベテラン達もどんどん作品が出ていたし、スタイルが変わった者も変わらなかった者もどちらも良作だった(Weezerはベストに入らなかったけども)。

 1位にあげたOtis Brown IIIの作品は、ともすれば「J Dillaのビートにラップがのってるんでしょ?」と十把一絡げにされてしまいそうなRobert Glasper周辺の「New Chapter一派」の中にあって、アドリブを魅せるような既存の「ジャズ」との間でのバランス感覚に優れた作品だったと思う。その他にあがっているFabian AlmazanやNir Felder、Kris Bowers、Eric Harlandの作品はどれも自分の出自にある音楽をジャズにミックスして新しい耳障りを与えてくれた作品だったし、rabbitooは単純に日本のバンドでこんなサウンドが聴けたことがうれしい。
 2位の森は生きていると吉田ヨウヘイgroupは久しぶりにハマった日本のロック。歌詞がおざなりじゃないのも良いし、音楽に対するアティチュードがちょっとひねくれているような気がして面白かったです。ポスト・プロダクションも含めての作品という割り切りも良い。
 FKA TwigsとArcaは今年後半にドはまりしました。James Blake以降を更新したかどうかはもう少し立たないとわからないけれど。意外だったのはTaylor McFerrin、Flying Lotusというビートミュージックの二組が音源よりも断然ライブのほうが良かった事。やっぱり音楽はライブに行ったほうが良いですね。

 今年は日本の音楽がこんなに入ったのがなにより自分で意外でした。音楽以外で今年のMVPを挙げるとしたらしつこいけど『Jazz the New Chapter』、雑誌のベスト特集系だったらCROSSBEATのYear Bookが去年に続いてベストチョイスでした。

 

Jazz The New Chapter~ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平 (シンコー・ミュージックMOOK)

Jazz The New Chapter~ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平 (シンコー・ミュージックMOOK)

 
Jazz The New Chapter 2 (シンコー・ミュージックMOOK)

Jazz The New Chapter 2 (シンコー・ミュージックMOOK)

 
CROSSBEAT  YEARBOOK  2014 (シンコー・ミュージックMOOK)

CROSSBEAT YEARBOOK 2014 (シンコー・ミュージックMOOK)